ANSの歌詞を考察してみた1人のオタクのブログです

f:id:wai_701:20200625011400j:plain本日発売された、「証拠」。全部の曲を聴き、全部の映像を見ました。ジャニーズWESTって最強では?なんて素敵なアイドルなんだ!と実感させられ、一人で大号泣してしまいました、、、。その中から、初回限定版Bに入っていた「ANS」について、語らせてください。ただただ、一人のオタクの考察になりますので、そこだけご了承ください。

 

ANSが解禁されてから、濵ちゃんのラジオで、この曲に対するコメントを聞いて、絶対このブログを書く!!!と決めていました。この曲は、神山智洋藤井流星作詞、神山智洋作曲の歌です。だからこそこういった捉え方ができるのではないでしょうか。そう思いながら読んでもらえると嬉しいです。

 

夢に見た主人公は思い返せば遥か彼方

大切にしてきた拘りさえ捨てちゃおうか?迷いも生まれんだ

自分と向き合うことにさえ 目を背けて逃げ続けていた

過去に縛られて やることなすこと空回るんだ

 

出だしの歌詞、メロディー込みで初めて聞いたとき鳥肌が立ちました。「夢に見た主人公は思い返せば遥か彼方」って人気アイドルである二人が書いた歌詞なのか、と。アイドルはキラキラしている職業で、あこがれの職業として選ばれやすい職業です。アイドルとして人気になるために、寝る間も惜しんでレッスンしたり、ライブを開催してファンとの交流に力も入れて頑張っているのに、メジャーデビューできない人たちが数えきれないほどこの世界には存在しています。そんな厳しい世界の中で、ジャニーズ事務所に所属して、デビューもしていて、ライブもアリーナ規模で毎年開催していて、延期にはなってしまったけど、今年の夏に2大ドームでライブも決まっていて、ワールドカップバレーのサポーターに選ばれるほどの人気があるグループに所属する2人がこんな歌詞を書くんだ、どういう思いで書いたのか、「迷い」、「逃げ続けていた」、「空回る」とネガティブなワードが続くこの部分にどのような思いが隠されているのだろうか、そんな疑問は続く歌詞を聞いたときに解決しました。

 

暗い部屋でポツリ 悪戯に時は流れ

辛い筈なのに涙は流れなくて

 

この部分の歌詞は、濵田さんのソロラジオでこう紹介されていました。「辛いはずなのに涙が出ないくらい辛いって時あるじゃないですか?そういう時が、神ちゃんと流星の歌詞からポロって出たときにみんな同じ経験しているのかって嬉しかった。」(bayじゃないか2020年05月30日より)、と。この言葉を濵田さんの口からきいたとき、ああ。と納得した自分がいました。私は、アカツキくらいからジャニーズWESTにはまったオタクなので、正直ジュニア時代のことはほとんど知らなかったですし、今知っていることも、ネットだったり、雑誌で読んだ情報でしかありません。それでも、ジャニーズWESTが今7人組であることがどれだけ奇跡なことなのかは、1人のオタクとしてわかっているつもりです。私みたいな平凡な人生を歩む人間からは信じられないくらい、ジャニーズというのはすごい世界で、今までずっと一緒に活動してきた仲間が、急に違う世界に行ってしまい、大きくて高い壁がそびえたち、別々になってしまう。そんな状況はきっと、涙をながしてしまいたいくらい悲しいことなのに、涙は出てこなくて、よけいにつらくなる、きっとそんな日々を3人は過ごしていたんだと思います。その感情を今になっても覚えていて、心の奥底にまだあるからこそ、流星君と神山君は歌詞として出てきたんだろうなと思いました。もうすでにこの段階で大号泣。涙が止まらない。。。こっからどういう心情で聞けばいいの?もう無理なんですけどと私の心が叫びをあげていたとき。力強いフレーズが耳に飛び込んできます、

 

キエチマエ!!オマエ!!

お前はいつも影のようにしつこくつきまとって

繰り返し立ち塞がるのなら

強く瞬いて

キエチマエカナシミよ

 

ここでのオマエは悲しみです。オマエという呼び方は日常生活では、あまりいいイメージがなく、暴力的できつい言葉ととらえられることが多いです。上司や先輩といった目上の人が、立場の人に使うイメージがあり、怒りや呆れといった感情が伴っていることが多いです。私自身、怒られたときによく使われます。そんな「オマエ」という言葉を、流星君と神山くんは「カナシミ」に対して使っています。ドラマ「正しいロックバンドの作り方」で、悲しみの向こう側が円陣をするときに使われている言葉でもあります。ここで純粋にすごいな!と思ったのは、「カナシミ」に対して強い気持ちでいるということです。悲しいことや落ち込むことがあったとき、人はネガティブになり、気持ちは沈み、元気がない状態が続くことが多いです。この曲では、そうじゃなく、強気に「オマエ」と呼ぶことで、悲しみから立ち上がろうとする様子が描かれています。俺たちにとって「カナシミ」は「オマエ」って呼べるくらいの存在なんだからな!と強気に叫んでいるように聞こえます。熱い~~~!!!!!!!なんなんだこの熱量、、、えっ好きなんですけど~~~。。。カナシミに強気に立ち向かうところを歌詞にする二人、天才では?という気持ちしかわいてきません、、、。「カナシミ」を「オマエ」ととらえられようになった人たちだからこそ、いまの7人のWESTがあるんだろうな、そう確信しました。

 

夕日に照らされて気づく 丸く不細工な背中はいつから?

下を見てなくちゃ帰る道すら見失いそうなんだ

 

ここのパートを歌う濵田さんの「丸く不細工な」の言い方がすごく好きです。それを聞くだけで涙腺が崩壊します。ここからまた、悲しみを背負っている描写が繰り返されます。落ち込んでると、つい猫背になってしまうし、下を向いてしまうのめちゃくちゃわかる。二人が書く、悲しい時の描写は、生きている人間として共感しかできないように書かれてて、涙しかでてこない。助けてくれ。。。

 

当たり前のようにのぼる焼ける朝日

吹っ切れてないのにまた今日が始まるのか

 

当たり前のことだけど、どんなに嫌なことがあっても、どんなに明日が来ないでと願っても、明日はやってきます。嫌な1日が始まるのかと、朝起きて思ってしまうことは、人間皆一度はあるのではないでしょうか。ここの部分を聞いたときに、4人のデビューが発表されたカウコン直後の、あけおめコンでのリハーサルのエピソードを思いだしました。カウコンの本番直前に送られてきたメールによって4人でのデビューを知らされた3人は、このリハの時に、4人へ普通に接しようとするが、普通に接することができなかったのです。顔を合わせることが、怖いと感じ、デビューのことを知ってからすぐにアイドルとして、コンサートに挑まなければならない、自分がデビューできないことを受け入れられてなく、吹っ切れてさえいないのに、そんな怒涛の1日が嫌でも始まるのです。それはきっと、4人も同じだったと思うのです。今まで一緒に頑張ってきたのに、自分たちだけ先に進んでしまうという現実、申し訳なさや罪悪感を感じ、3人と顔を合わせることへの恐怖を感じながら朝を迎えたのではないでしょうか。自分の中での時間の針は全く進んでいないのに、現実世界では着実に進み、朝を迎えてしまうことへの感情が綺麗に描かれていると感じました。

そんなことを思いながらしんみり泣いていると、またあのフレーズが耳に飛び込んできます。

 

キエチマエ!!オマエ!!
お前がもしも夢ならば早く覚めてくれ
傷だらけな未来は要らない
まじで頼むから
キエチマエカナシミよ

 

きた!悲しみに対して強気のパート!多くは先ほど語ったので、そんなに言うこともないんですけど、ここでいいたいのは「まじで頼むから」に込められた男くささです。「まじで」ってあんまり歌詞で見ないと私は思うんですけど、ここにこのフレーズを持ってくることによって、WESTの男らしく力強い歌声にすごくマッチしていて、さらに熱が伝わってくるというか、すごくいいな~ってなります。好きです。(語彙力のなさは目をつぶってください)

 

このままずっとただながされるだけなら楽だけどさ

やりたいことなりたいもの追いかける方が

毎日がワクワクしてこないか?

手繰り寄せた望みがちっぽけでも

決して手放したりしないからさ

カタチなんて関係ないさ

まだ夢の途中だ 半端じゃ終われないさ

 

ここのパートは流星君が書いたんじゃないかなと個人的には思っています。3人の中で一番デビューをあきらめなかったのは流星君です。カウコンが終わってすぐ、ジャニー社長に電話をかけたり、濵田くんにたいして、「俺はなんとしても入るよ。濵ちゃんも諦めんなよ」と声をかけたり、とにかくデビューにこだわり、走り続けた流星君。カタチややり方にこだわらず、前を見続けて、ちっぽけだった望みを手放すことなく、最終的に夢をつかんだ流星君だからこその歌詞なのではないかと思えてなりません。「カタチ」に関しては、もう一つ別のとらえ方ができると思います。それは、「4+3」です。先ほど書いたあけおめコンのリハーサルの途中で「4+3の形になることをどう思う?」と照史くんに問いかけられた神山君は、「絶対嫌」と答えます。しかし、その会話を聞いていたスタッフから声をかけられたことで自分が間違っているということに気づき、照史君は7人でデビューできる形を頑張って、悩みながらも探してくれていたのだと思うようになります。「4+3」に見えるかもしれないけれど、7人でいることに意味を見出し、どんなカタチでもいいと7人全員が思えたからたからこそ、今のWESTがあるんじゃないか、そう思いました。

 

掻き鳴らせ!!強く!!

続く未来がどうなるかは自分次第だろ

打ち鳴らせ!!

過去の俺がお前を超える度強くなってきたように

何度でも超えてみせるさ 悲しみの

向こう側へ

 

高い空へ

キエチマエ!!

 

最後~~~!!!!!!!熱い、熱い、熱いよジャニーズWEST。。。今までが過去の悲しみを題材にしてきたとしたら、この最後のパートはきっとこれからの決意表明なんじゃないかと思います。どんなに悲しいことがあったとしても今まで乗り越えてきたように、何度でもそのカナシミを、オマエを、乗り越えてみせる、さらに高みを、そして、てっぺんを目指し続ける7人の男の決意だと思いました。好きです、好きすぎてたまりません、いつだって私たちに熱い思いを伝えてくれて、私たちを大事にしてくれるあなたたちが、本当に本当に大切なんです。私の大切な宝物なんです。きっとこの7人ならやってくれる、私たちをてっぺんに連れて行ってくれるそう信じて止みません。

 

神山君は、ドラマで出てくる「キエチマエカナシミ」、「悲しみの向こう側」を軸に、この曲を作ったとコメントしていました。二人にとって、デビューするまでの思い出が「カナシミ」、それを乗り越えた先にあった、今の7人でのジャニーズWESTこそが「悲しみの向こう側」なんじゃないでしょうか。勝手な自己解釈だけど、大体あっているんじゃないかな~という謎の自信を持っています(笑)

 

「永遠」や「ずっと」なんていう言葉は、アイドルに対して使うことをためらうような時代だと思います。「永遠」なんてない、「ずっと」アイドルでいてくれる保証なんてない、頭では理解しているけれど、そんな世の中だからこそ、私は声に出して言い続けます、「ジャニーズWESTは永遠にずっと7人組のアイドルとして輝き続けてください」、と。毎年アイドルでいるという契約を更新してくれているみんなに最大級の感謝を。これからのジャニーズWESTにたくさんの幸せが訪れることを願って、今回のブログを終わらせてもらいます。

 

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!大感謝!!!!!!!